自宅PCでMT5 EAを24時間安定運用する実践ガイド【初心者向け】
最初に大事なことをひと言。 自宅のノートPCやデスクトップPCで24時間運用できるのは事実ですが、電源・冷却・設定を少しでも誤ると止まりやすくなります。もし運用に不安があるなら、はじめからVPSの利用も検討してください（データセンターの電源・ネットワーク・空調が前提になり、24/7運用に向いています）。 関連記事：EA運用は「VPS」か「自宅PC（オンプレ）」か？徹底比較ガイド（電気代試算つき） この記事は「まずは手元のPCで安定させる」ための具体的手順です。後からVPSへ移行しても、ここで整えた考え方はそのまま活きます。 目次 まずは“冷やす”：室温とPC温度の目安 タスクマネージャーで“重さ”をつかむ（危険ラインの目安） 止めないための電源・スリープ設計 A. 画面オフはOK、スリープは“しない” B. 省電力で切れないようにする C. Windows Updateと再起動の“段取り” MT5の置き場所と起動方法（つまずきやすい所を1回で解決） ネットワークを落とさない（Wi-Fiより有線、ルーターも整える） ログと履歴は“ため込みすぎない” 画面ロックのすすめ（ロック中もMT5は動きます） 自動起動と“落ちた時の復帰”を用意しておく 停電時リスクと対策（ノート／デスクトップ別） うまくいかない時の“順番” ちょっとした“スペックと設定”の目安（初心者用） 週1メンテの実例（テンプレ） まとめ 画像差し込みポイント（一覧） FAQ まずは“冷やす”：室温とPC温度の目安 EAは軽い作業に見えて、チャートを複数開くとCPUやSSDが温まり、高温＝不安定化の原因になります。室温は22〜26℃が目安（広くは18〜28℃）、湿度は40〜60％。30℃超の部屋ではファンが回りっぱなしになり、動作が荒れやすくなります。 PC側の指標としてはCPU温度が平常時70〜80℃未満だと安心。80℃台が続くなら、底面を上げて通気を確保する→冷却台を使う→埃を掃除する、の順に見直してください。どうしても下がらない時は、電源設定の“最大のプロセッサの状態”を90〜95％にすると発熱が穏やかになります（体感性能への影響は小さめ）。…