MT5のインストールから初回起動まで|スクショ付き完全ガイド(Windows対応)

MT5のダウンロード方法

①(事前準備)取引口座の情報を入手

MT5をダウンロードして使用するためには、ブローカーに会員登録し、取引口座を開設する必要があります。取引口座がないとMT5をダウンロードしてもログインできないため、トレードを開始できません。

以下では例として、IC Markets のMT5をダウンロードして利用する手順を解説します。

まったくMT5での取引経験がない場合には、まずはデモ口座を開設することをおすすめします。

Broker Client Area Demo Account Opening Screen (ICMarkets)


アカウントを開設すると、登録メールアドレス宛にログイン情報(口座ID、パスワード、サーバー)が届きます。これらの情報はログイン時に必要なので大切に保管してください。

 

②MT5インストーラのダウンロード

会員登録ができたら、クライアントエリアにアクセスし、MT5のインストーラーをダウンロードします。

外国為替ブローカークライアントポータルからのMT5ダウンロード画面のサンプル


ダウンロードフォルダに icmarketssc5setup.exe が保存されていることを確認します。


ダウンロードフォルダに格納されたMT5のsetup exeファイル


多くの場合、ファイル名は「ブローカー名 + setup.exe」です。

この .exe ファイルはあくまでインストーラーであり、MT5本体ではありません。

クライアントエリアにダウンロードボタンがないブローカーもあります。その場合は以下のいずれかからMT5のダウンロードボタンを探してください。

  • クライアントエリア
  • 公式サイトの「プラットフォーム」ページ
  • ログイン情報のメール

MT5のインストール手順(Windows版)

  1. ダウンロードした 「ブローカー名 + setup.exe」 をダブルクリック
  2. セットアップウィンドウが開いたら「次へ(Next)」をクリック
    MT5 インストール画面
  3. 「完了(Finish)」をクリックするとMT5が自動的に起動します。

注意: もしWindowsの「ユーザーアカウント制御(UAC)」が表示された場合は「はい」を選択してください。

もし、EAの運用でログの書き込みなどで「ユーザーアカウント制御(UAC)」などのトラブルが発生する場合、MT5のインストールフォルダを変更することで解決する可能性がありあす。
詳しくは、MT5×EAのUAC(ユーザーアカウント制御)権限エラー:原因と回避方法【初心者向け】を参照してください。


初回起動時の設定

初回起動すると、アカウント開設のウィンドウが表示されます。

① サーバー選択画面

ブローカーを選択し、取引サーバーを選びます。多くの場合は最初から候補が表示されます。
ブローカーが表示されていない場合には検索窓から検索してください。

MT5 オープンアカウント画面 ブローカー選択


この画面は初回起動時に自動で表示されますが、表示されない場合にはナビゲーターウィンドウの「口座」を右クリックし、「口座を開設する」を選択すると表示されます。

② ログイン情報の入力

MT5 オープンアカウント画面 ログイン情報(口座番号、パスワード、取引サーバー)入力画面

  • ログインID: メールで送られてくる口座番号
  • パスワード: メールで送られてくるパスワード、または口座開設時に設定したもの
  • サーバー: メール本文に記載されたサーバー名を選択
もしメールに記載されたサーバーがプルダウンの選択肢にない場合の対処

ログイン画面のサーバープルダウンに目的のサーバーが出ない場合は、以下を試してください。

  1. ナビゲーターの「口座」を右クリック → 「口座を開く」を選択。
  2. ブローカー検索で「HFMarkets」(例)と入力して検索。
  3. この画面では「Next」を押さず、いったんキャンセル
  4. 再度ログイン画面を開くと、サーバープルダウンに目的のサーバーが表示されます。


MT5ナビゲーターウィンドウ → 口座 → 口座を開く


MT5口座開設画面 検索ボックスと会社検索ボタン


MT5ログイン サーバー選択プルダウン(ブローカーのサーバー一覧が表示)


ログイン確認とチャート表示

ログインに成功すると、画面右下の「接続状況ランプ」が緑色になり、レートが動き始めます。この状態になれば接続完了です。


MT5画面の右下にある接続ステータスランプが緑色


もし、画面右下の「接続状況ランプ」が赤色の停止アイコンのままであれば、接続に失敗しています。


MT5画面右下の接続状況が赤色停止アイコン


接続できない場合のチェックポイント

  • サーバー名の選択ミス
  • パスワードの入力ミス
  • インターネット接続不良

これらを確認して、再度ログインを試みてください。


初回設定のおすすめ

① 表示を自身の言語に変更

メニューから「View → Languages」を選び、MT5を再起動します。


MT5 メニュー View → Languages

② チャートの見やすい設定

  • グリッド線を消す:「右クリック → グリッド表示のチェックを外す」
  • ローソク足に変更:「チャートバー上のローソク足アイコンをクリック」

③ 時間足や通貨ペアの追加

「気配値表示ウィンドウ」で右クリックすると、シンボルの表示・非表示の切り替えやチャート画面を開くなどの操作ができます


MT5 気配値表示ウィンドウおよび右クリック操作画面

もし取引したいシンボルが表示されていない場合、「気配値表示ウィンドウ → 右クリック」もしくは上部ツールバーのシンボルアイコンをクリックすることで、新しいシンボルを追加できます。


MT5 シンボル仕様詳細画面



まとめ:これでMT5をすぐ使える!

ここまで完了すれば、MT5のインストールと初回起動は完了です。チャートを開いてインジケーターやEAを追加すれば、取引やバックテストがすぐに始められます。

もし、同一ブローカーで複数のMT5アカウントを運用したい場合は、MT5を1台のPC/VPSで“複数インストール&起動”する方法【初心者向け完全ガイド】を参照してください。

関連記事:
VPS運用の基礎:止めない・重くしない
MT5でのEA設置と初期チェックリスト|初心者でも失敗しない導入手順と動作確認


よくある質問(FAQ)

Q. ブローカー公式版とMetaQuotes公式版の違いは?
A. ブローカー公式版はサーバー設定が自動で行われるため、初心者には便利です。MetaQuotes公式版は手動でサーバーを選ぶ必要があります。
Q. ログイン情報がわからない場合はどうすればいいですか?
A. ブローカーからの「口座開設完了メール」を確認してください。そこにサーバー名・口座番号・パスワードが記載されています。
Q. MacでもMT5を使えますか?
A. 公式サイトから「Mac版」をダウンロードすれば利用可能です。ただし一部のブローカーではWindows版のみ対応の場合もあります。
Q. スマホでもMT5を使えますか?
A. 公式の「MetaTrader 5」アプリ(iOS/Android)を使えば、スマートフォンでもリアルタイムで取引・チャート確認が可能です。


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